フリーランスになってから、
デザイン制作以上に悩んだのが「金額の付け方」でした。
自分は昔から、いわゆる「いい顔したいタイプ」だと思います。
見積もりを出すときも、
少しでも高いと思われないようにと、
つい控えめな金額にしてしまうことが多くありました。
今思えば、それは「嫌われたくない」という気持ちが
強く出ていたのだと思います。
ただ、そうやって仕事を続けていく中で、
少しずつ違和感が積み重なっていきました。
本来目指していたのは、
「頼みやすくて、信頼してもらえる存在」だったはずなのに、
気づけば“便利に使われるだけの立ち位置”に
近づいてしまっていると感じる場面も出てきました。
もちろんすべてのお客様がそうというわけではありませんが、
一部のやり取りに強く影響を受けてしまい、
自分自身のモチベーションが下がってしまうこともありました。
それであれば、一度立ち止まって、
仕事の受け方やお付き合いの仕方を見直そうと考えました。
金額を適正に設定することや、
無理のあるご依頼はお受けしないこと。
そういった判断をするようになってから、
不思議と仕事に対する気持ちも整い、
一つひとつの案件にしっかり向き合えるようになってきたと感じています。
結果として、長くお付き合いできる関係を
大切にしていきたいという思いが、
以前よりもはっきりしてきました。

まんだら堂やぐら群 / 写真と本文は関係ありません。